報道発表

パレスチナに対する国連世界食糧計画を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換

平成29年10月10日

1 10月9日(現地時間同日),パレスチナのラマッラにおいて,我が方大久保武パレスチナ関係担当大使兼対パレスチナ日本政府代表事務所長と先方ダニエラ・オーウェン国連世界食糧計画(WFP)パレスチナ事務所所長(Ms. Daniela Owen, Palestine Representative and Country Director, the United Nations World Food Programme)との間で,パレスチナに対するWFPを通じた食糧援助として供与額3億5,000万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

2 パレスチナにおいては,高い失業率,経済・財政状況の悪化,流通の困難さ等,様々な要因で食料事情が悪化しており,現在,約31万人が深刻な食料不足の状態にあります。

3 今回の協力は,パレスチナ自治政府の要請を踏まえ,WFPを通じ,食料を供与することにより,同国の食料安全保障を改善し,開発課題の解決に寄与すること等を目的として,食糧援助を実施するものです。

国連世界食糧計画(WFP)概要(PDF)別ウィンドウで開く

(参考)パレスチナ基礎データ
 パレスチナは面積約6,020平方キロメートル(西岸は三重県と同程度,ガザ地区は東京23区の約6割),人口は約495万人(2017年,パレスチナ中央統計局),人口1人当たりの国民総生産(GDP)は2,781米ドル(2016年,国際通貨基金推定)。


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