報道発表

東日本大震災復興支援イベント「スープ・ド・ポアソンの会」の開催

平成29年9月27日

1 10月4日,東京において,民間ボランティア団体による東日本大震災復興支援イベント「スープ・ド・ポアソンの会」が開催されます。外務省からも関係者が出席し,冒頭挨拶を行う予定です。

2 このイベントでは,本年5月に国連食糧農業機関(FAO)親善大使(日本担当)に任命された中村勝宏シェフが,被災地の食材を使い,南フランスの伝統料理である「スープ・ド・ポアソン」を調理します。中村シェフは今回の調理にあたり普段は廃棄される魚のあらを使用するなど,食材を余すことなく活用しており,このイベントはフードロス削減に向けた啓発にも資するものとなっています。

3 また,このイベントでは,帝国ホテル東京のシェフパティシエの望月完次郎氏による福島産果物を使ったフルーツケーキのお披露目も予定されています。本年5月に訪日したグラツィアーノFAO事務局長が「現時点で福島産品の安全性を懸念する必要はない」と述べたことを踏まえ,外務省として,安全・安心かつ食べて美味しいメニューや商品を積極的に国際発信し,福島をはじめとする被災地の復興を応援しています。

(参考1)「スープ・ド・ポアソンの会」開催概要

  • (1)日時:10月4日(火曜日)14時00分~16時00分
  • (2)場所:ホテルメトロポリタン エドモント(千代田区飯田橋3-10-8)
  • (3)主催:料理ボランティアの会,ギリークラブ

(参考2)FAO概要
 1945年に設立された食料・農林水産分野の国連専門機関(事務局本部はローマ)。加盟は194加盟国(我が国は1951年に加盟),2準加盟国及び欧州連合(EU)。世界経済の発展及び人類の飢餓からの解放を目的とし,農林水産分野の国際的ルールの策定,世界の食料・農林水産物に関する情報収集・伝達・分析・統計資料の作成,国際的な協議の場の提供,開発途上国に対する技術助言・技術協力等を実施。

(参考3)FAO親善大使
 本年5月のグラツィアーノFAO事務局長の訪日時に,初の日本担当FAO親善大使として,フランス料理人の中村勝宏氏とキャスターの国谷裕子氏が任命された。

(参考4)料理ボランティアの会,ギリークラブ
 2004年10月の中越地震を契機にジャンルを超えた料理人により2007年に結成された被災地復興支援のための民間ボランティア団体。“美味しい物を食べて元気を出して下さい”が合言葉。中村シェフや望月シェフパティシエをはじめ22人の国内著名なホテルの総料理長などが参加,ギリークラブも同会の幹事に名を連ねている。


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