報道発表

第2回日米モンゴル協議の開催

平成29年8月30日

1 本30日午後4時(現地時間同日午後3時)から約2時間,モンゴルの首都ウランバートル市内で,第2回日米モンゴル協議を開催しました。 (日本側:金杉憲治外務省アジア大洋州局長ほか,モンゴル側:ダムディンスレン・ダワースレン外務事務次官(Mr. Damdinsuren DAVAASUREN, State Secretary, Ministry of Foreign Affairs)ほか,米国側:ローラ・ストーン国務次官補代理代行(中国・モンゴル担当)(Ms. Laura STONE, Acting Deputy Assistant Secretary of State for China and Mongolia)ほかが出席。)

2 3か国の代表は,第2回日米モンゴル協議の開催を歓迎しつつ,地域及び多国間協力,経済協力について意見交換を行いました。その中で,基本的価値を共有する3か国が引き続き協力し,北東アジア地域及び国際社会の安定と繁栄に寄与していくことが重要との認識で一致しました。

3 3か国の代表は,現下の北朝鮮情勢について,率直な意見交換を行い,昨29日に北朝鮮が日本の上空を通過する形で弾道ミサイルを発射したこと別ウィンドウで開くも踏まえ,北朝鮮の核・ミサイル開発について強い懸念を共有しました。また,拉致問題の早期解決の重要性についても一致し,北朝鮮問題について,3か国が引き続き意思疎通を深めていくことで一致しました。

4 3か国の代表は,経済協力についても意見交換を行い,モンゴル政府が国際通貨基金(IMF)支援プログラムを着実に実施するとともに,その経済政策の透明性や予見可能性を向上させることを通じて,日米両国を始めとする諸外国の投資家の信頼が増進されることの重要性についても一致しました。

5 3か国の代表は,協議終了後,共同ステートメント(英文)(PDF)別ウィンドウで開くを発出しました。

(参考)日米モンゴル協議について
 日本,米国及びモンゴルの外務当局間で行われるこの協議は,2015年9月以来2回目。本年3月に日・モンゴル政府間で策定した「戦略的パートナーシップのための日本・モンゴル中期行動計画(PDF)別ウィンドウで開く」には,「両政府は,日本・モンゴル・米国による3か国協議のモンゴル国のイニシアティブによる定期的開催に向けて引き続き協力する。」旨記載されている。


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