報道発表

日・モンゴル外相会談及び日・モンゴル中期行動計画の署名式

平成29年3月29日
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1 日・モンゴル外相会談

 本29日午前10時45分頃から約20分間,岸田文雄外務大臣は,外務省において,ミエーゴンボ・エンフボルド・モンゴル国国家大会議議長(H.E. Mr. Miyegombo ENKHBOLD, Chairman of State Great Hural(Parliament) of Mongolia)に同行して訪日中のツェンド・ムンフオルギル・モンゴル国外務大臣(H.E.Mr. Tsend MUNKH-ORGIL, Minister for Foreign Affairs of Mongolia)との間で日・モンゴル外相会談を行ったところ,その概要は以下のとおりです。

(1)二国間関係
 岸田大臣から,ムンフオルギル大臣の訪日を歓迎するとともに,今般,今後5年間の日・モンゴル関係のロードマップとなる新たな中期行動計画骨子(PDF)別ウィンドウで開く日本語(PDF)別ウィンドウで開くモンゴル語(PDF)別ウィンドウで開く)について両政府間で合意に至ったことを歓迎しました。両外相は,この計画の着実な実施により,両国関係を真に互恵的かつ戦略的なものに発展させていくことで一致しました。また,財政支援に関し,岸田大臣から,モンゴルとIMFの経済改革プログラムの合意を評価し,国際支援パッケージの下,日本として,できる限りの支援を行う用意がある旨伝達しました。

(2)北朝鮮情勢
 岸田大臣から,北朝鮮の核・ミサイル開発は,新たな段階の脅威であり,安保理決議の実効性を確保すべく連携したい旨述べ,両外相は,核・ミサイル問題の解決に向けて連携していくことを確認しました。
 また,拉致問題の解決に向け,岸田大臣から,モンゴルの理解と支持を求め,両外相の間で協力を改めて確認しました。

2 署名式

(1)午前11時頃から約10分間,「戦略的パートナーシップのための日本・モンゴル中期行動計画」の署名式が開催され,エンフボルド議長の立会いの下,岸田大臣は,ムンフオルギル外務大臣と共に,同行動計画に署名を行いました。

(2)新たな中期行動計画は,政治・安全保障,経済,文化・人的交流・人材育成といった幅広い分野において,2021年末までの間に日・モンゴル間で取り組む協力を具体的に明記したものです。国際場裡での協力を始め,日・モンゴル両国が主体的に相互協力を積み重ねていくことで,両国間で一層互恵的な「戦略的パートナーシップ」を構築することを目標としています。


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