報道発表
第4回日・UNODC戦略政策対話の開催
平成29年8月29日

1 8月28日(現地時間),ウィーンにおいて,第4回日・UNODC(国連薬物・犯罪事務所)戦略政策対話が,鈴木哲総合外交政策局長とユーリ・ヴィクトロヴィチ・フェドートフUNODC事務局長(Mr. Yury Viktorovich Fedotov, Executive Director of the United Nations Office on Drugs and Crime)との間で開催されました。
2 この対話では,アジア地域を中心としたテロ及び暴力的過激主義対策の強化や,薬物犯罪や腐敗等の国際犯罪対策について,双方で進められている協力をレビューするとともに,ジェンダーの視点を取り込んだ支援や海上安全分野を含め,今後のあり得る協力について広く意見交換をしました。
3 また,鈴木局長より,我が国による国際組織犯罪防止条約や国連腐敗防止条約等の締結について言及したところ,フェドートフ事務局長より改めて祝意が述べられました。
4 この対話に続き,鈴木局長とフェドートフ事務局長は,改定されたUNODC共同行動計画(仮訳(PDF)/英文(PDF)
)に署名しました。
(参考1)国連薬物・犯罪事務所(UNODC)
1997年に「国連薬物統制計画」と「犯罪防止刑事司法計画」が統合され設立。本部はウィーン。不正薬物及び犯罪に関する調査・分析,犯罪や麻薬関連条約の締結・実施と国内法整備支援,組織犯罪・テロ対策能力向上のための技術協力を実施。
(参考2)日・UNODC戦略政策対話
平成25年に作成された日・UNODC行動計画に基づき,テロ及び組織犯罪対策のための協力を推進するために,我が国とUNODCとの間で行われている対話の枠組。