報道発表
在京外交団を対象とした福島県いわき市スタディーツアーの滝沢外務大臣政務官への報告

1 本13日,外務省が福島県いわき市において実施した在京外交団を対象としたスタディーツアーに参加した在京外交団のうち7か国の代表者が滝沢求外務大臣政務官を表敬訪問し,同スタディーツアーの報告を行いました。同スタディーツアーは6月8日に,常磐共同火力株式会社,いわき市,福島県及び資源エネルギー庁との協力により,勿来発電所及びその他の復興関連施設等の視察,高効率石炭火力発電導入に関するワークショップを実施したもので,合計14か国(14名)の大使館から参加がありました。
2 参加外交団からは,勿来発電所の視察及びワークショップの開催を通じて理解を深めた,我が国の石炭火力,再生可能エネルギー等の最先端の技術への高い評価と期待等が示されました。また,復興関連施設である「いわき・ら・ら・ミュウ」や小名浜魚市場の視察等を通じて,いわき市の東日本大震災からの復興を感じるとともに,福島県産の水産物が安全であることが理解でき,これらの経験を本国に伝えたとの意見がありました。更に昼食で実際に地元で水揚げされた魚,地元産の野菜及びお米をおいしくいただき,充実したツアーであり,次回も同様なスタディーツアーを主催して欲しいとの意見も示されました。
3 滝沢政務官からは,今回のスタディーツアーを通じて理解された福島県産の農水産物の安全性を本国に伝えてほしい旨述べました。また,我が国はパリ協定の着実な実施とエネルギーの安定供給の観点から,あらゆるエネルギー源のクリーンな活用を重視しており,引き続きクリーンエネルギー技術の向上に積極的に取り組んでいく旨述べました。最後に,今後も同様のスタディーツアーへの参加を外交団に求め,表敬訪問を終えました。
(参考)表敬訪問に参加した外交団(五十音順)
カナダ,ケニア,ドイツ,バングラデシュ,ブルネイ,ペルー,ベルギー