報道発表

岸外務副大臣とアセルボーン・ルクセンブルク外務・欧州大臣との会談

平成29年6月1日
岸外務副大臣とアセルボーン・ルクセンブルク外務・欧州大臣との会談

 本1日,午前9時30分から約45分間,岸信夫外務副大臣はジャン・アセルボーン・ルクセンブルク外務・欧州大臣(H.E. Mr. Jean Asselborn, Minister of Foreign and European Affairs, the Grand Duchy of Luxembourg)と会談したところ,概要は以下のとおりです。

1 二国間関係
 岸副大臣から,アセルボーン外務大臣は外務大臣を10年以上も務められ,EU諸国の中でも重鎮となっている旨述べるとともに,2015年には両国の首相の相互訪問が実現し,本年4月にはシュナイダー副首相兼経済大臣が訪日した旨述べ,両者はこうした要人往来を通じて二国間関係を更に発展させていくことで一致しました。

2 日欧協力
 岸副大臣から,強く結束した欧州との協力を重視しているので,ルクセンブルクがEUの原加盟国であり,欧州統合を積極的に推進していることは心強い旨述べるとともに,日欧は自由貿易の旗を掲げ続けるべき旨述べ,両者は日EU経済連携協定(EPA)の可能な限り早期の大枠合意を実現することで一致しました。また,岸副大臣から,福島県産等食品へのEUの輸入規制撤廃に協力を要請しました。

3 地域情勢
 両者は,東シナ海・南シナ海情勢,北朝鮮による3週連続での弾道ミサイル発射別ウィンドウで開く及び拉致問題などについて意見交換を行いました。


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