報道発表

薗浦外務副大臣のアラブ首長国連邦及びオーストリア訪問

平成28年12月2日

1 12月2日から4日まで薗浦健太郎外務副大臣は,「紛争地における文化遺産保護のための国際会議」に出席するためアラブ首長国連邦のアブダビを,4日から6日まで「IAEA核セキュリティ国際会議」に出席するためオーストリアのウィーンを訪問します。

2 「紛争地における文化遺産保護のための国際会議」では,海外の文化遺産の保護・修復支援に力を入れてきた我が国を代表し,薗浦副大臣から,我が国の文化遺産分野における国際貢献について発言する予定です。

3 「IAEA核セキュリティ国際会議」では,国際的な核セキュリティ強化において中心的役割を果たす国際原子力機関(IAEA)を支持するとともに,我が国が引き続き核セキュリティ強化に向けた取組で世界をリードしていく姿勢を積極的に発信する予定です。

(参考1)紛争地における文化遺産保護のための国際会議(12月2日から3日,於アブダビ)

(1)概要
 G7伊勢志摩サミットサイドイベント「テロと文化財」において提唱された,テロリストによる文化財破壊や不正取引を防止する取組の一環としてフランスとアラブ首長国連邦がアブダビにおいて開催するもの。フランスからはオランド大統領,アラブ首長国連邦からは,ムハンマド・アブダビ皇太子が出席予定。

(2)目的

 危機に瀕する遺産保護のためのグローバル基金立ち上げ
 紛争地における文化財緊急避難先国際ネットワークの構築

(参考2)IAEA核セキュリティ国際会議(12月5日から9日,於ウィーン)

 IAEAが3年毎に開催する核セキュリティに関する閣僚会議。本年3月の米国核セキュリティ・サミットで,国際的な核セキュリティの取組でIAEAが中心的役割を果たすことを確認したことを踏まえて開催される。議長は,ユン韓国外相。米からは,モニーツ・エネルギー長官が出席予定。


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