報道発表

ハイチに対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換

平成28年12月2日

  1.  本2日(現地時間1日),ハイチの首都ポルトープランス市において,我が方八田善明在ハイチ大使と,先方ピエロ・デリエンヌ外務・宗務大臣(H. E. Mr. Pierrot DELIENNE, Minister of Foreign Affairs and Worship)との間で,供与額3億5,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。

    1 ラテンアメリカ及びカリブ地域の最貧国であるハイチでは,平地が少なく耕作面積が僅かであり,一人当たりの耕作規模が極めて限られています。また,農業インフラの不足が課題となっており,農業生産性は極めて低く,食糧自給率は低い水準に留まっています。このため,輸入農作物に大きく依存し,特に主要食糧のコメは消費量の80%を他国からの輸入により賄っています。近年では,国際的な穀物価格の高騰により,ハイチ国内の食糧価格も大きく上昇したことで,慢性的な食糧不足の状態が続いています。

    2 さらに,10月4日にハイチを通過したハリケーン・マシューによる死者数は500名以上に上るなど,ハイチは甚大な被害を受けました。大規模洪水や交通の遮断等により農業等に深刻な影響が生じ,食糧不足が更に深刻化しています。

    3 今回の協力は,ハイチ政府の要望を踏まえ同国の食糧及び栄養上のニーズのある人々に対し,我が国政府米を供与することにより,同国の食料安全保障の改善等を目的として行うものです。我が国は,2010年のハイチ大地震や今般のハリケーンからの復興と基礎社会サービスの確立を目標に,食料安全保障の確保にも配慮した支援を行っていくこととしており,今回の協力もこうした我が国のハイチ支援の一環として実施されるものです。今回の食糧援助によって,同国の食糧不足が緩和されることが期待されます。

    2010年ハイチ大地震以降の我が国の支援(PDF)別ウィンドウで開く

    (参考)ハイチ共和国基礎データ
     ハイチは,面積約2.77万平方キロメートル(北海道の約1/3)。人口約1,071万人(2015年,世界銀行)。1人当たりの国民総所得(GNI)は820米ドル(2015年,世界銀行)。


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