報道発表

北朝鮮における人権侵害に係る説明責任の問題に取り組む専門家グループによる滝沢外務大臣政務官表敬

平成28年11月29日
北朝鮮における人権侵害に係る説明責任の問題に取り組む専門家グループによる滝沢外務大臣政務官表敬

 本29日,滝沢求外務大臣政務官は,北朝鮮における人権侵害に係る説明責任の問題に取り組む専門家グループの専門家であるソーニャ・ビセルコ氏(Ms. Sonja Biserko, Expert for the Group of Independent Experts on Accountability for Human Rights Violations in the DPRK)及びサラ・ホサイン氏(Ms. Sara Hossain, Expert for the Group of Independent Experts on Accountability for Human Rights Violations in the DPRK)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,滝沢政務官から,本年9月の同専門家としての就任,また,同専門家としての初の訪日を歓迎するとともに,人権専門家として豊富な経験を有する同専門家の活動に日本として全面的に協力する旨述べました。また,日本は,同専門家とも緊密に連携しつつ,拉致問題の早期解決に向け,引き続き全力を尽くしていく旨述べました。

2 同専門家からは,今回の訪日に係る日本政府の協力に謝意を表明するとともに,今回の訪日を含め,これまでにハーグ,ジュネーブ,ソウル等で行った調査をもとに,北朝鮮の人権侵害に係る説明責任を追及する方策についての勧告をとりまとめ,来年3月の人権理事会に報告書を提出する考えであるとの発言がありました。

(参考)
 北朝鮮における人権侵害に係る説明責任の問題に重点的に取り組む独立した専門家は,本年3月の人権理事会において採択された北朝鮮人権状況決議に基づき指名された。本年9月,ゼイド・ラアド・アル・フセイン国連人権高等弁務官によって専門家に指名された2名は,ソーニャ・ビセルコ氏(セルビア)とサラ・ホサイン氏(バングラデシュ)。同グループは,本年9月から6か月間活動し,来年3月の人権理事会に,北朝鮮の人権侵害に係る説明責任を追及する方策についての勧告を含む報告書を提出する予定。


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