報道発表

ウズベキスタンに対する無償資金協力「省庁間の機動的なチーム設置を通じた
ウズベキスタンにおけるアフガニスタン産麻薬取引防止計画」に関する書簡の交換

平成28年10月20日

1 本20日(現地時間同日),ウズベキスタンの首都タシケントにおいて,我が方伊藤伸彰駐ウズベキスタン大使と先方アシータ・ミッタル国連薬物犯罪事務所(UNODC)中央アジア地域事務所地域代表(Ms. Ashita MITTAL, the Regional Representative of the Regional Office for Central Asia, UNODC)との間で, 供与額2億6,300万円の無償資金協力「省庁間の機動的なチーム設置を通じたウズベキスタンにおけるアフガニスタン産麻薬取引防止計画」に関する書簡の交換が行われました。

2 ウズベキスタンは,アフガニスタン産不正薬物違法取引の「北方ルート」(中央アジアからロシア方面)の中心に位置していると言われており,同国法執行機関職員の麻薬取締・国境管理能力等の強化は地域全体の麻薬対策における重要な課題となっています。

3 この計画は,UNODCを通じて,国境管理,輸出入管理及び麻薬取締等に従事するウズベキスタンの各法執行機関職員の能力構築及び省庁間の機動的なチームの新設とその運用を支援するものです。この協力により,不正薬物の違法取引やそれに伴う越境組織犯罪等の予防が図られることが期待されます。

4 なお,2015年10月,安倍晋三内閣総理大臣がウズベキスタンを訪問した際に,ウズベキスタンとの間で日本と中央アジア諸国が麻薬対策・国境管理の分野で協力していくことが重要であるとの認識で一致(PDF)別ウィンドウで開くしました。今回の協力はそのフォローアップの一環として行われるものです。

(参考)ウズベキスタン共和国基礎データ
 ウズベキスタンは,面積約44.7万平方キロメートル(日本の約1.2倍),人口約2,940万人(2015年,国連人口基金),一人当たり国民総所得(GNI)は2,129.5米ドル(2015年,世界銀行)。


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