報道発表

TICAD VIに向けた岸外務大臣科学技術顧問による提言の提出

平成28年8月15日
TICAD VIに向けた岸外務大臣科学技術顧問による提言の提出1
TICAD VIに向けた岸外務大臣科学技術顧問による提言の提出2

1 本15日午後,岸輝雄外務大臣科学技術顧問(外務省参与)は,岸田文雄外務大臣に対し,第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)に向けた提言「科学技術・イノベ-ションの力でアフリカを豊かに」骨子(PDF)別ウィンドウで開く骨子(英文)(PDF)別ウィンドウで開く骨子(仏文)(PDF)別ウィンドウで開く本文(PDF)別ウィンドウで開く)を提出しました(木原誠二衆議院議員(前外務副大臣),科学技術外交推進会議委員が同席)。この提言は,科学技術外交推進会議での議論を経て,岸顧問がとりまとめたものです。

2 岸田大臣から,科学技術外交推進会議の委員等の貢献に謝意を述べた上で,科学技術の活用は,TICAD VIで議論を予定している3つのテーマ,すなわち,(1)経済の多角化・産業化,(2)強靱な保健システムの促進,(3)社会安定化の促進の全てに関わる横断的な方策であり,提言を大いに参考にして,日本の強みである科学技術・イノベーションを活かしたアフリカへの貢献をしっかり示すことで,TICAD VIでの議論をリードしたい旨述べました。

(参考1)提言「科学技術・イノベーションの力でアフリカを豊かに」の概要
 TICAD V以降のアフリカの課題及びアフリカの科学技術の現状を踏まえた上で,高い技術力や人材育成支援の実績といった日本らしさ,日本への信頼が厚いデータの活用等を重視し,「人材育成を通じたアフリカの科学技術の向上」,及び「研究開発の成果の社会全体への還元」という二本柱に沿って,TICAD VIで打ち出すべきメッセージと具体的施策を提言している。

(参考2)外務大臣科学技術顧問(外務省参与)
 昨年9月,外務大臣科学技術顧問(外務省参与)として,岸輝雄東京大学名誉教授が任命された。外務大臣科学技術顧問は,外務大臣の活動を科学技術面でサポートし,各国の科学技術顧問・科学技術分野の関係者との連携強化を図りながら,各種外交政策の企画・立案における科学技術の活用について外務大臣及び関係部局に対し助言を行う。

(参考3)科学技術外交推進会議
 昨年12月,岸田文雄外務大臣は,科学技術の各種分野における専門的な知見を外務大臣科学技術顧問の下に集め,我が国のトップ外交やハイレベル国際会議を含む各種外交政策の企画・立案過程に活用するため,「科学技術外交アドバイザリー・ネットワーク」を構築することとし,その一環として,科学技術外交の関連分野における学識経験者17名に対し,「科学技術外交推進会議」の委員を委嘱した。本年2月3日に第1回会合7月13日に第2回会合を開催。


報道発表へ戻る