報道発表

コンゴ民主共和国における黄熱の流行に対する国際緊急援助隊・感染症対策チームの派遣

平成28年7月19日

 今般,我が国は,コンゴ民主共和国における黄熱の流行に対し,同国政府からの要請を受け,国際緊急援助隊・感染症対策チームを派遣することを決定しました。同チームは現地においてコンゴ民主共和国政府,他国,国際機関と協力しつつ保健省幹部への助言,検査のための技術支援,ワクチン接種キャンペーンの事前準備支援等を行う予定です。

(参考1)
 2015年12月以降,アンゴラ,コンゴ民主共和国,ウガンダ等において黄熱が流行。コンゴ民主共和国においては,2016年3月以降,首都のあるキンシャサ特別州を含む5州において,6月24日時点で1,307疑い症例(うち75死亡例)が確認されるなど感染が拡大中。6月20日,同国政府より黄熱流行宣言が発出され,ドナーに支援を要請している。
 WHOは,5月19日,アンゴラとコンゴ民主共和国における都市型黄熱の流行は,公衆衛生上の深刻な事態であると発表。6月2日,関係機関と共に,包括的な「戦略的対応計画(Strategic Response Plan)」を発表。この中で,ワクチン接種,早期診断・管理,感染拡大の防止,早期に研究に取り組むべき必要性に言及。

(参考2)
 国際緊急援助隊・感染症対策チームは,外務省員,感染症専門家,JICA職員等で構成される。


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