報道発表
ハリス米太平洋軍司令官による岸田外務大臣表敬
平成28年2月17日


本17日午前11時20分から約20分間,岸田文雄外務大臣は,ハリー・B・ハリス米太平洋軍司令官(ADM Harry B. Harris, Jr., Commander, U.S. Pacific Command)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。表敬には,日本側から山田重夫北米局参事官他,米側からジョン・ドーラン在日米軍司令官(Lt. Gen John L. Dolan, Commander, U.S. Forces Japan)他が同席しました。
1 冒頭,岸田大臣から,先般の北朝鮮の核実験及び弾道ミサイル発射は,地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものであり,日米及び日米韓の安保協力の重要性を示すものである,米側とより緊密に連携したい旨述べました。これに対してハリス司令官から,今般の北朝鮮情勢をめぐり,新ガイドラインの下で両国の緊密な連携が行われたことを評価すると共に日米同盟及び日米韓協力の重要性について賛意が示され,司令官として必要な取組を進めていきたい旨述べました。
2 また,沖縄について,岸田大臣から普天間飛行場の移設に関する政府の取組を説明し,沖縄の負担軽減とともに,米側と緊密に連携しつつ進めていく旨述べました。これに対してハリス司令官から,在日米軍に対する日本側の支援に感謝する旨の反応がありました。
3 双方は,東シナ海及び南シナ海を始めとする地域情勢等についても意見交換を行い,日米両国が引き続き緊密に連携していくことが重要であることを改めて確認しました。