報道発表

第4回ASEAN海洋フォーラム拡大会合(結果)

平成27年9月11日

1 9月10日,インドネシアのマナドにおいて,第4回ASEAN海洋フォーラム拡大会合(EAMF)が開催され,我が国から,片山芳宏外務省海上安全保障政策室長を始めとする関係者が参加しました。

2 EAMFは,我が国の提案を受けて開催されるようになったものであり,今回は第4回目の会合です。2011年11月の東アジア首脳会議(EAS)において,我が国は,海洋における協力の在り方を議論する場をEAS参加国間で設けることを提案しました。この提案がASEAN内で検討された結果,それまでASEAN諸国間で開催されていたASEAN海洋フォーラムの機会を利用して開催されることとなったものです。

3 今回の会合では,地域における海洋協力の進展,地域における海洋安全保障上の課題,EAMFの今後の方向性といったテーマで活発な議論が行われました。EAMFの今後の方向性につき扱った最終セッションでは,片山室長から,「海における法の支配」を重視する我が国の考え方及びEAMFへの貢献を含めた海洋分野での我が国のこれまでの協力についてプレゼンテーションを行いました。

4 多くの参加国からは,EAMFを地域における海洋問題と海洋協力について戦略的かつ俯瞰的に議論できる場として強化していくべきとの方向性が示されました。また,来年以降もEAMFを開催するべく調整していくこととなりました。


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