報道発表

第8回国際漫画賞受賞作品の発表

平成27年2月6日

1 外務省が,海外で漫画文化の普及に貢献する漫画作家を顕彰する目的で主催する国際漫画賞(International Manga Award)は,今年で第8回目を迎え,今回は,46の国・地域から317作品の応募がありました。

2 同賞の選考過程は,コミック出版社の会の協力による第1次選考会を経て,里中満智子氏(漫画家)を委員長とする国際漫画賞審査委員会が厳正な審査を行い,その審査結果を受けて,同賞実行委員会が,最優秀賞1作品,優秀賞3作品を含む受賞作15作品を決定(PDF)しました。
 今回はモンゴルからの応募作が最優秀賞を獲得しました。同国からの作品が国際漫画賞に入賞するのは初めてのことです。

3 第8回国際漫画賞授賞式は,2月12日に最優秀賞及び優秀賞の受賞者を招いて,東京にて開催される予定です。

4 最優秀賞及び優秀賞は以下のとおりです。

(1)最優秀賞

   作品名:Bumbardai【ボンバルダイ】
   作 者:ナンバラル・エルデネバヤル(Nambaral Erdenebayar・男)(国籍等:モンゴル)

(2)優秀賞

(ア)作品名:熊先生【クマさん】
   作 者:ラクボク(落木)(国籍等:中国・女)

(イ)作品名:ATAN【アタン】
   作 者:ベン・ウォン(Ben Wong・男)(国籍等:マレーシア)

(ウ)作品名:房間(Room)【ルーム】
   作者:リュウ イーチー(61Chi)(国籍等:台湾・女)

(参考1)国際漫画賞とは

 世界に広がる漫画文化を通じて国際交流と相互理解の輪を広げることを目的として,平成19年に麻生外務大臣(当時)が創設。

(参考2)

 46の国・地域から317作品の応募があった(第7回(2013年)は53国・地域から256作品。昨年に比べて応募作は約25%増)。
 応募の多かった国・地域は,第1位:ブラジル(95作品)第2位:タイ(36作品),第3位:台湾(31作品)。

(参考3)第8回国際漫画賞審査委員会のメンバー(委員長を除き50音順)

  里中満智子氏 (漫画家)【委員長】
  倉田よしみ氏 (漫画家)
  志賀公江氏 (漫画家)
  廣田晃氏 (漫画雑誌編集者)
  藤田力氏 (元漫画雑誌編集者)

 なお,今夏,「コミック出版社の会」メンバーを選考委員として第1次審査が実施された。
(「コミック出版社の会」:(株)秋田書店,(株) 角川書店,(株)講談社,(株)集英社,(株)小学館,
(株) 少年画報社,(株) 新潮社,(株)白泉社,(株)双葉社,(株)リイド社,(株)芳文社,(株)日本文芸社)

(参考4)第8回国際漫画賞実行委員会のメンバー

岸田文雄 外務大臣【委員長】
片寄聰 小学館常務取締役
白石さや 東京大学名誉教授
杉山恒太郎 株式会社ライトパブリシテイ代表取締役副社長
安藤裕康 国際交流基金理事長

(参考5)トロフィー

 国際漫画賞のトロフィーは第1回より引き続き佐藤卓(グラフィック・デザイナー)氏デザイン。

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