報道発表
第5回日・UNODC戦略政策対話の開催
平成30年8月28日

- 本28日,外務省において,第5回日・UNODC(国連薬物・犯罪事務所)戦略政策対話が,鈴木哲外務省総合外交政策局長とユーリ・ヴィクトロヴィチ・フェドートフUNODC事務局長(Mr. Yury Viktorovich Fedotov, Executive Director of the United Nations Office on Drugs and Crime)との間で開催されました。
- この対話では,現在実施されている協力をレビューするとともに,テロ及び暴力的過激主義対策,また薬物問題,サイバー犯罪及び腐敗といった国際犯罪への対策について認識を共有し,今後の協力の方向性について意見交換をしました。
- また,2020年4月の第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)の開催やSDGsゴール16(法の支配)の達成も意識しつつ,刑事司法・法執行能力強化の重要性を確認しました。
- この対話に続き,鈴木局長とフェドートフ事務局長は,改定された日・UNODC共同行動計画(仮訳(PDF)
/英文 (PDF)
)に署名しました。
[参考1]国連薬物・犯罪事務所(UNODC)
1997年に「国連薬物統制計画」と「犯罪防止刑事司法計画」が統合され設立。本部はウィーン。不正薬物及び犯罪に関する調査・分析,犯罪や麻薬関連条約の締結・実施と国内法整備支援,組織犯罪・テロ対策能力向上のための技術協力を実施。
[参考2]日・UNODC戦略政策対話
平成25年に作成された日・UNODC行動計画に基づき,テロ及び組織犯罪対策のための協力を推進するために,我が国とUNODCとの間で行われている対話の枠組み。
[参考3]第14回国連犯罪刑事司法会議(京都コングレス)
国連犯罪刑事司法会議(コングレス)とは,犯罪防止・刑事司法分野における国連最大の国際会議(5年に1度開催)。日本が開催国を務める第14回コングレスは,2020年4月20日から27日まで国立京都国際会館で開催され,各国ハイレベルやUNODC等の国際機関,NGO関係者の参加の下,犯罪防止・刑事司法分野の対策や国際協力の在り方について検討する予定。