外務大臣談話
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた
オリンピック休戦決議の採択について
(外務大臣談話)
令和元年12月10日
1 本10日(現地時間9日),ニューヨークで開催されている第74回国連総会において,我が国が提出していた「スポーツとオリンピックの理念を通じた平和でより良い世界の構築」決議(通称:オリンピック休戦決議)が,186か国の共同提案国を得て,全会一致で採択されたことを非常に喜ばしく思います。
2 この決議には,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会(2020年東京大会)期間中の全ての国連加盟国の間の休戦に加え,2020年東京大会の基本コンセプト,官民が連携して進めるスポーツ国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」,「ホストタウン・イニシアティブ」等,我が国の取組や,東日本大震災後の我が国に対する世界からの支援への謝意と被災地の復興に向けた姿を示すというメッセージが込められています。
3 2020年東京大会の成功に向け,引き続き外務省としても関係省庁と連携して取り組んでまいります。
【参考】「スポーツとオリンピックの理念を通じた平和でより良い世界の構築(通称:オリンピック休戦)」決議
ユーゴスラビアにおける休戦を訴えた1994年のリレハンメル冬季大会以降,採択されてきた国連総会決議。慣例上,各大会前年秋にオリンピック・パラリンピック競技大会の開催国が原提案国となり,採択されてきている。