国連外交

令和6年3月18日
リンダ・トーマス=グリーンフィールド米国国連大使と会談する上川外務大臣

 現地時間3月18日午後0時32分(日本時間3月19日午前1時32分)から 約30分間、安全保障理事会閣僚級会合出席のため米国・ニューヨークを訪問中の 上川陽子外務大臣は、リンダ・トーマス=グリーンフィールド米国国連大使(閣僚級) (The Honorable Linda Thomas-Greenfield, Representative of the United States of America to the United Nations)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりで す。

  1. 上川大臣から、核軍縮・不拡散に関する安全保障理事会閣僚級会合へのトーマス=グリーンフィールド大使の出席に感謝するとともに、国際社会が多くの深刻な紛争・対立に直面している中、トーマス=グリーンフィールド大使が、安全保障理事会において中心的な役割を果たしていることを高く評価する旨述べました。これに対し、トーマス=グリーンフィールド大使からは、謝意が示されるとともに、引き続き緊密に連携したい旨述べました。
  2. 上川大臣から、阪神大震災、東日本大震災、能登地震等日本の自然災害における経験や日本のウクライナ支援の事例なども説明し、WPS を推進していくこと、とりわけ地震や津波等の自然災害の現場に WPS の視点を持ち込むことの重要性について説明しました。双方は、安保理を含め WPS を推進するため協力していくことで一致しました。
  3. トーマス=グリーンフィールド大使から、ガザ問題の対応に際し、日本が安保理においても協力してくれていることに深く感謝している旨発言がありました。また、核軍縮、昨日の北朝鮮による弾道ミサイル発射に触れつつ、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、WPS、安保理改革について意見交換し、これらの分野における日米間の協力を進めていくことで一致しました。

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