食料安全保障
鈴木外務副大臣の「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)2020年報告」発行記念イベント(オンライン)への出席
令和2年7月17日
- 7月16日、鈴木馨祐外務副大臣は、国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所、国連児童基金(UNICEF)東京事務所、国連世界食糧計画(WFP)日本事務所及び世界保健機関(WHO)健康開発総合研究センターの共催による「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)2020年報告」発行記念イベントに出席しました。
- 冒頭、来賓挨拶として鈴木副大臣から、本発行記念イベントの開催に祝意を表するとともに、近年、飢餓人口が増大しており、持続可能な開発目標(SDGs)の目標2であるゼロハンガー(飢餓の撲滅)の達成のためには、あらゆる政策手段を講じるべきであり、今後、長期的には人口動態や気候変動、中短期的には新型コロナウイルスの感染拡大やサバクトビバッタの被害により世界の食料安全保障に影響が生じることから、国際社会や国際機関とも連携し、我が国が重視する人間の安全保障として、脆弱な人々に寄り添った支援を引き続き行っていく旨述べました。
- 続いて、FAO本部の専門家から、SOFI2020年報告の内容について解説が行われるとともに、食料や栄養の分野を専門とする各国際機関の駐日事務所等の代表から、各分野における課題や、各機関の活動等が紹介されました。
- 本イベントは、オンライン形式で一般公開され、民間企業、NGO、学生、政府関係者等約300名が参加して、活発な質疑応答も行われ、世界の食料安全保障と栄養に関する課題についての理解を深めました。
[参考]世界の食料安全保障と栄養の現状報告(SOFI)
SOFI(The State of Food Security and Nutrition in the World)は、国連食糧農業機関(FAO)、国連児童基金(UNICEF)、国連世界食糧計画(WFP)、国際農業開発基金(IFAD)及び世界保健機関(WHO)が共同発行する世界の食料不足と栄養に関する年次報告書。2020年版は、国連本部にて7月13日に公表。