ポップカルチャー外交

令和3年3月2日
(写真1)授賞式で発言する鈴木隼人外務大臣政務官の様子
(写真2)授賞式での集合写真
(写真3)授賞式で発言する里中満智子審査委員長の様子

 2月25日、浜松町コンベンションホールにて第14回日本国際漫画賞授賞式がオンライン形式で開催されました。

 「日本国際漫画賞」は、海外への漫画文化の普及と漫画を通じた国際文化交流に貢献した漫画家を顕彰するもので、平成19年に外務省が創設した賞です。第14回目を迎える今回は61の国・地域から過去最多の383作品の応募があり、最優秀賞1作品(台湾)、優秀賞3作品(台湾、ベルギー、中国)を含む受賞15作品が選ばれました。

 授賞式では、海外からオンラインで参加した最優秀賞及び優秀賞の受賞者に対して、鈴木隼人外務大臣政務官から賞状が、里中満智子審査委員長からトロフィーがそれぞれ授与されました。鈴木政務官は挨拶の中で、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行という困難な状況において、漫画は人々の心に灯をともし、活力や安らぎを与えていると述べ、今後も漫画文化の普及に努める旨述べました。また、授賞式に続けて開催された講評会では、里中審査委員長から、「コロナ禍のような世界的な困難の中では漫画を描く意義について悩むこともあるだろうが、人が生きるためには感動が必要であり、自分の描いた漫画によって世界のどこかで誰かが感動し、明日を生きる力に繋がることがあると信じて長年漫画を描いてきた。受賞者にも漫画の力を信じて創作を続けてほしい。」との激励の言葉がありました。

 授賞式及び講評会には、実行委員の白石さや氏、フレデリック・L・ショット氏がオンラインで参加した他、杉山恒太郎氏、横田清氏、審査委員の赤松健氏、永野のりこ氏、藤田力氏、吉留博之氏が出席しました。


ポップカルチャー外交へ戻る