カナダ

平成29年9月19日
日加外相会談1
日加外相会談2

 9月19日,午後2時5分(日本時間20日午前3時5分)頃から約30分間,国連総会出席のためにニューヨークを訪問中の河野太郎外務大臣は,クリスティア・フリーランド・カナダ外務大臣(The Honourable Chrystia Freeland P.C., M.P., Minister of Foreign Affairs of Canada)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,フリーランド外相から,お会いできて光栄である,自分は日本語が話せないが,河野大臣は流ちょうな英語を話される旨述べたのに対し,河野大臣から,自身の米国留学経験について触れた後,来年はカナダのG7議長国就任,日加国交樹立90周年の記念すべき年であり,「日加協力新時代」の更なる推進に向けて非常に良い時期を迎えている旨述べました。

2 両大臣は北朝鮮問題について率直な意見交換を行い,河野大臣から,先週,国連安保理で全会一致で採択された格段に厳しい措置を含む決議を高く評価するとともに,同決議は完全に履行されて初めて真価を発揮する,北朝鮮との意味のある対話のためには,北朝鮮が非核化に向けた真剣な意思と具体的な行動を示すことが重要である,全ての選択肢がテーブルの上にあるとの姿勢で,北朝鮮の政策を変えさせるよう圧力を強化したい旨述べ,両大臣は,安保理決議の完全な履行等を通じて北朝鮮に対する圧力を最大化していくため,日加両国で連携していくことで一致しました。

3 また,フリーランド外相から,9月17日付けのニューヨーク・タイムズ紙への安倍総理による寄稿を拝見した,北朝鮮に拘束されていたカナダ人は解放されたが,北朝鮮による日本人拉致問題については引き続き懸念を有している旨言及があり,拉致問題の解決に向けても両国で協力していくことで一致しました。

4 両大臣は,そのほか安保理改革NAFTA(PDF)別ウィンドウで開くについても意見を交わしました。両大臣は,「日加協力新時代」の下で,二国間及び国際場裏での協力を一層進めていくことを確認しました。


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