パレスチナ
日・パレスチナ外相会談
平成29年9月12日


9月12日(火曜日),午後3時20分(現地時間)から約25分間,河野太郎外務大臣は,訪問中のエジプトにおいて,リヤード・マーリキー・パレスチナ外務・移民庁長官( H.E.Dr. Riad Malki, Minister of Foreign Affairs and Expatriate of Palestine)と外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭河野大臣から,外務大臣として今後とも日パレスチナ関係の一層の強化をはかっていきたい旨伝達し,マーリキー長官は改めて河野大臣の就任に祝意を表しました。同長官は11日に行われた日アラブ政治対話での河野大臣のスピーチにおける「平和と繁栄の回廊」構想(PDF)をさらに推進していく河野大臣の決意を評価しました。
2 双方は,中東和平問題,とりわけパレスチナとイスラエルの問題について意見交換し,今後とも緊密に連携していくことを確認しました。
3 また,河野大臣から,対パレスチナ支援として今般日本政府が約2,000万ドルの支援を決定(PDF)したことに加え,引き続き「平和と繁栄の回廊」構想等,日本独自の支援を通じてパレスチナの国造りと中東和平に貢献していきたい旨述べました。
4 マーリキー長官は,「平和と繁栄の回廊」構想やCEAPAD等の日本の独自のイニシアティブによる対パレスチナ支援(PDF)に謝意を表しつつ,中東和平問題についても,国際場裡における日本の役割を期待する旨述べました。