パラグアイ共和国
(Republic of Paraguay)
パラグアイにある学校を見てみよう!

南米大陸の中央に位置し、「南米のおへそ」と呼ばれるパラグアイでは、日本の約1.1倍の国土に約693万人(出典:2024年、世銀)が暮らしています。公用語はスペイン語とグアラニー語で、約1万人の日系人の間では日本語も話されています。日本からは飛行機を乗り継いで約40時間かかりますが、100年以上の外交関係と日系人の絆がある身近な国です。
パラグアイの教育制度はどうなっているんだろう?
パラグアイの教育制度は、小学校6年間、中学校3年間、高等学校3年間、大学などに分かれ、義務教育は小学校と中学校の計9年間です。学校により、午前と午後で児童や生徒が入れ替わる二部制が採用されています。
第3430プレスビテロ・ダニエル・エスクラ初等学校
(Escuela Básica No. 3430 Presbítero Daniel Escurra)


今回は、2025年に、日本政府の協力によって屋根付き校庭と塀の一部が整備された第3430プレスビテロ・ダニエル・エスクラ初等学校をご紹介します。
首都アスンシオンから車で約1時間半、コルディジェラ県カアクペ市にある同校は、幼稚園、小学校、中学校が一体化した共学の学校です。午前と午後の二部制で、1クラスの人数は15~30人ほどです。
授業は2月末から11月末まで行われ、11月末から翌年2月末の長期休みのほか、7月にも1ヶ月の休みがあります。
学校の様子
児童・生徒は制服を着て登校します。スクールバスはないため、多くの児童・生徒が両親などに送り迎えをしてもらって学校に通っています。
授業は1コマ40分で、小学生は週20時間、中学生は週38時間の授業があります。二部制のため、日本の学校とは異なり、午前・午後の両方に授業があることはあまりありませんが、この学校ではそれぞれが軽食を持ってくるか、学校の売店で買うなどして、休み時間に楽しんでいるそうです。
国語(スペイン語)、算数、社会、理科、グアラニー語に加え、音楽、ダンス、体育といった科目の授業を受けます。グアラニー語は、パラグアイの先住民グアラニー族の言語で、必修科目として勉強します。
パラグアイの学校では清掃員が掃除をしますが、日本の学校を参考に、児童・生徒も教室をきれいに保つように心がけているそうです。
パラグアイでは、夏には40度を超える猛暑日が続きます。日本の学校とは異なり体育館はないため、ダンスや体育の授業は全て屋外の校庭で行われます。日本政府の支援によって整備された屋根のおかげで、夏の暑い日や雨の日にも授業を行うことができるようになったと、先生、児童・生徒、保護者から喜びの声が聞かれました。
日本政府の支援の完成記念式典用に、児童・生徒がインターネットで調べて一生懸命に書いた日本語の横断幕を見せてくれました。この学校は、日本の支援を受けて以降、日本文化を学校生活に取り入れているようで、ある教室を訪問した際には自作の和太鼓を披露してくれました。地球の裏側にも日本のファンが増えることはとても素敵なことですね。


この学校には幼稚園もあり、園児はアルファベットの読み書きや歌の練習、お絵かき、粘土遊びなどをします。日本大使館の職員が訪問した日には、最近描いた日本の桜の絵が日本国旗と共に教室に飾られていました。
学校の様子を見てみよう!