岸田外務大臣

平成25年8月26日
 8月26日(月曜日),午前10時から10時半まで,ウクライナを訪問中の岸田外務大臣は,バレーリ・チェチェラシビリGUAM事務局長(H.E. Mr. Valeri Chechelashvili, Secretary General of GUAM)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1.冒頭岸田大臣から,日本は,自由,民主主義,法の支配及び人権といった基本的価値に立脚した外交を戦略的に展開しており,この点でGUAMとは価値を共有するため,将来にわたって協力関係を一層強化できる潜在性がある旨発言しました。更に今後も,GUAM諸国の民主主義・市場経済への効果的な促進と地域・国際情勢に関する意見交換を中心にした「緊密な対話」と,ワークショップを通じた「現実的・実質的な協力」を中心に「GUAM+日本」関係を発展させていくことを伝えました。

2.チェチェラシビリ事務局長から,5月に東京において実施した第5回「GUAM+日本」ナショナル・コーディネータ会合が成功したことに加え,毎年東京で実施しているワークショップ等,これまでの日本のGUAMへの協力に対する謝辞が述べられました。

3.両者は,引き続き「GUAM+日本」の枠組みにおいて協力を強化していくことで一致しました。

(注1)「民主主義・経済発展のための機構-GUAM」
民主化の促進と市場経済による経済発展を共通の目標とする4か国(グルジア,ウクライナ,アゼルバイジャン,モルドバ)によって,1997年に創設された対話と協力のための地域フォーラム(機構名GUAMは加盟国名の頭文字をとったもの)。2006年に地域機構となり,事務局はウクライナの首都キエフに設置。

(注2)「GUAM+日本」会合
 2007年6月,アゼルバイジャンの首都バクーにおける第2回GUAMサミットの際に,初めての「GUAM+日本」会合を実施。以降,2009年2月に第4回会合(於:東京),2013年5月に第5回会合を実施。その他,2008年12月に第1回外相級会合(於:ヘルシンキ),2010年12月に第2回外相級会合(於:ビリニュス)を開催。


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