岸田外務大臣
世界人道サミット北・南東アジア地域準備会合(結果概要)
平成26年7月25日



7月23日及び24日,三田共用会議所において,世界人道サミット北・南東アジア地域準備会合が開催されました。その概要は以下のとおりです。
1 今次会合は,我が国,国連人道問題調整事務所(OCHA),インドネシア政府の共催によって行われ,我が国からは岸田外務大臣をはじめとする政府関係者,また,OCHAからはエイモス人道問題担当国連事務次長が参加すると共に,北・南東アジア地域の政府関係者,NGO,学術関係者,企業関係者等約140名が参加し,人道支援に携わる主体の多様化(新興ドナー,民間セクター),期待される被災国政府の役割の拡大,新たな技術の発展など,人道支援をとりまく環境の変化を踏まえ,今後の協力の在り方の検討を行いました。
2 会合冒頭,岸田外務大臣より,日本は東日本大震災から多くの教訓を得たことについて述べつつ,来月3月に仙台市で開催される第3回国連世界防災会議や世界人道サミットを含む2015年以降の各種プロセスにジェンダーの視点を盛り込むとともに,防災の主流化の促進に取り組む旨表明がありました。また,2016年の世界人道サミット,そして,サミット本番までに各地で開催される地域準備会合の成功に向けて,北・南東アジア地域からの有意義なインプットへの期待が示されました。
3 今次会合では,世界人道サミットの主要テーマである(1)人道支援の効率性,(2)脆弱性の減少及びリスク管理,(3)革新(イノベーション)を通じた改革,(4)紛争下の人々のニーズへの対応に焦点を当て,これらについて活発な議論が行われました。「議長声明(英文(PDF)/仮訳(PDF)
」が発出して閉幕しました。