報道発表
岸田外務大臣とヴァレリー・エイモス人道問題担当国連事務次長の会談
平成26年7月23日


本23日,午前9時10分から30分間,岸田文雄外務大臣は,外務省賓客として来日中のヴァレリー・エイモス人道問題担当国連事務次長兼緊急援助調整官(Ms. Valerie Amos, Under-Secretary-General for Humanitarian Affairs and Emergency Relief Coordinator)と会談を行いました。概要は以下のとおりです。
会談後,岸田外務大臣及びエイモス事務次長は,「世界人道サミット北・南東アジア地域準備会合」に出席し,冒頭ステートメントを行いました。
1 岸田外務大臣から,被災や支援の経験に基づく日本の知見を活かして世界人道サミット成功に向けて貢献していきたい旨述べました。また,我が国は,昨年11月のフィリピン台風被害に際し,自衛隊を含む国際緊急援助隊を派遣するなど,世界各地の人道危機に積極的に対応しており,現在進行しているシリアや南スーダン等における深刻な人道危機についても国連と引き続き協力していく旨述べました。
2 これに対しエイモス事務次長より,日本は災害事前準備が非常に進んでいる国であるとともに,世界における紛争や自然災害等が引き起こす人道危機へ積極的に取り組んできていることを評価するとともに,今後とも世界中で増大する人道ニーズに対応するために日本の貢献を期待する旨述べました。
3 また両者は,人道支援における女性や高齢者への配慮の重要性や,来年3月に仙台市において開催される第3回国連防災世界会議に向けた日本と国連人道問題調整事務所(OCHA)の協力等について意見交換を行いました。
(参考)