国連外交
「新興する課題と変化するパラダイム:開発のための国際協力の新たな視点」
ハイレベル会合への河野外務大臣の出席
平成30年9月24日


9月24日午後(現地時間,日本時間25日未明),第73回国連総会出席のために米国ニューヨークを訪問中の河野太郎外務大臣は,グリアOECD事務総長,モハメッド国連副事務総長等とともに国連本部ビルで開催された「新興する課題と変化するパラダイム:開発のための国際協力の新たな視点」ハイレベル会合に出席したところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣からは,「誰一人取り残さない」活力ある未来を実現するという信念に基づき,(1)イノベーション,(2)地方創生,(3)次世代・女性のエンパワーメントを3本柱として,SDGsを力強く推進していく旨述べました。さらに,明年日本で開催されるG20や,TICADに向けて,特に教育,保健,防災に焦点を当て,世界の「国づくり」とそのための「人づくり」に貢献していく決意を改めて述べました。
また,河野大臣からは,SDGs達成に向けた資金ギャップを埋めるために,国際連帯税を含む,革新的資金調達のあり方について国際社会で議論する必要性にも言及しました。
2 このほか,本会合では,新興する課題に対応すべく,伝統的なODAの枠組を越えた新しい開発協力のあり方について出席者の間で議論が行われました。
【参考】「新興する課題と変化するパラダイム:開発協力のための国際協力の新たな視点」
国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC),欧州委員会,OECD開発センターが共催し,伝統的なODAの枠組みを越えた新しい開発協力のあり方について議論するハイレベル会合。