中南米

<英語略称:ECLAC、スペイン語略称:CEPAL>

令和6年1月4日

1 ECLAC(CEPAL)とは

  • (1)ラテンアメリカ・カリブ地域全体をカバーし、同地域の経済社会発展を促進することを目的とする国連の下部組織であり、経済社会理事会の一般的な監督の下に置かれている。1948年にラテンアメリカ経済委員会として設立。1984年に現在の名称に変更している。
  • (2)上述の目的のため、ラテンアメリカ・カリブ地域諸国間及びそれらと世界各国との経済活動の活発化、地域における開発の促進に取り組み、また、その権限内のあらゆる問題に関して加盟国・準加盟国に直接勧告する権限を有しており、各国の経済社会政策に対する助言等を行っている。
  • (3)年に一度、中南米に関する各種データ(Statistical yearbook for Latin America and the Caribbean)を発表している。

2 加盟国

  • (1)加盟国は46か国(中南米地域33か国及び域外13か国)
    域外加盟国はカナダ、ドイツ、フランス、イタリア、ノルウェー、オランダ、ポルトガル、スペイン、英国、米国、イタリア、独、日本、韓国及びトルコ。
  • (2)準加盟地域は14地域(英領ヴァージン諸島、英領モンセラート、英領ケイマン諸島、米領ヴァージン諸島、蘭領アルバ島、米領プエルトリコ、英領アンギラ、英領タークス・ケイコス諸島、英領バーミューダ諸島、仏領ギアナ、仏領マルティニーク、仏領グアドループ、蘭領シント・マールテン及び蘭領キュラソー)

3 組織

  • (1)事務局長 ホセ・マヌエル・サラサール=キリナックス(2022年9月就任)
  • (2)総会
    2年に1回開催。2022年10月に第39回総会がアルゼンチンで開催された。
  • (3)全体会合
    数年ごとにニューヨーク国連本部で開催。

4 我が国との関係

  • (1)1956年7月 オブザーバーとして参加(7月20日付国連経社理決議)
    2006年7月 正式加盟(7月27日付国連経社理決議)
  • (2)事務局長の招聘
    2007年3月、マチネア事務局長を訪日招待(オピニオンリーダー招へい)。
  • (3)総会への出席
    2022年10月、武井外務副大臣がアルゼンチンを訪問し、第39回ECLAC総会にてステートメントを実施
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