安倍総理大臣

平成26年2月25日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)

 本25日,午前8時45分から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,外務省賓客として来日したアンソニー・レーク国連児童基金事務局長(Mr.Anthony Lake, Executive Director, UNICEF)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,安倍総理から,ユニセフが子供の支援を通じ人間の安全保障に大きく貢献していることに敬意を表する,レーク事務局長がこれから被災地を訪問されることに感謝する旨述べました。これに対しレーク事務局長から,ユニセフも人間の安全保障を重視しているとした上で,これから被災地を訪問し,力強く復興している姿から学びたい旨応答しました。

2 安倍総理から,防災,女性,シリア支援など重要課題に共に取り組みたいと述べ,日本の取り組みを説明しました。その上で,来年3月に仙台市で開催される国連防災世界会議へのレーク事務局長の出席を要請するとともに,アセアン諸国との間でも日本の知見を活かして防災分野での協力を進めている,引き続きユニセフとも協力していきたい旨述べました。レーク事務局長は,自然災害が発生すると最初に犠牲になるのは子供であり,防災における子供の視点は重要である旨述べました。

3 安倍総理から,ユニセフの重要性にかんがみ,引き続き適切な財政的貢献をしたいとした上で,日本人職員を増強するよう要請しました。これに対しレーク事務局より,日本の財政的貢献に感謝する,結果を重視した説明責任を果たすよう努めたい,日本人職員についても努力する旨応じました。

(参考)アンソニー・レークUNICEF事務局長
 米国政府,民間団体,大学等において多岐にわたる経歴を有する(2007年~2008年オバマ民主党大統領候補(現大統領)の外交政策アドバイザー)。2010年5月ユニセフ事務局長就任。今回で4回目の来日。2011年6月宮城県の被災地を視察。25日宮城県女川町,仙台市の小中学校を再訪予定。


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