国連外交
国際労働機関(ILO)
令和5年9月19日
国際労働機関(ILO)とは
国際労働機関(ILO)は第一次世界大戦後の1919年、ヴェルサイユ条約第13編「労働」に基づき、国際連盟の機関(加盟42か国)として発足した。
ILOは国際連合の専門機関であり、政労使の三者構成の形式をとっている。労働条件の改善を通じて社会正義を基礎とする世界の恒久平和の確立に寄与するとともに、完全雇用、労使協調、社会保障等を促進することを目的としている(ILO憲章及びフィラデルフィア宣言(同憲章付属書))。
- (1)事務局長:ジルベール・ウングボ(Gilbert F. Houngbo)氏(トーゴ)
- (2)本部:ジュネーブ
加盟国数
187か国
日ILO関係
日本は、ILO設立当初(1919年)からの加盟国であり、1922年には主要産業国(the Members of chief industrial importance)の一員として常任理事国に就任した。1940年にILOを脱退したが、1951年に再加盟(1954年には常任理事国に復帰)し、以降、ILOの活動に積極的に参画してきた。