国連外交
モーエンス・リュッケトフト第70回国連総会議長による安倍晋三内閣総理大臣表敬
平成27年9月8日

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本8日,午後5時30分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,モーエンス・リュッケトフト第70回国連総会議長(H.E. Mr. Mogens Lykketoft, President-elect of the 70th session of the United Nations General Assembly)の表敬を受けました。概要は以下のとおりです。
1 安倍総理大臣から,リュッケトフト氏の総会議長選出に祝意を表するとともに,訪日を歓迎する旨述べました。また,本年は国連創設70周年の節目の年であり,国連を21世紀の新たな時代にふさわしいものへと改革していかなければならず,リュッケトフト議長と緊密に協力していきたい旨述べました。
2 これに対し,リュッケトフト議長から,日本政府による招待に謝意が表明されるとともに,次期国連総会議長として,日本と協力しつつ,安保理改革,総会の再活性化,「持続可能な開発のための2030アジェンダ」,COP21等の国際社会が直面する諸課題に,積極的に取り組んでいきたい旨述べました。また,同議長は,本日,広島を訪問して,軍縮・不拡散の議論を進展させていく重要性を再認識した旨述べました。
3 さらに,安倍総理大臣から,日本は,開発アジェンダ,気候変動,軍縮・不拡散,平和構築を始めとするグローバル課題の解決に向けて積極的に貢献していく旨述べ,また,国連において安保理改革を実現することの重要性について指摘しました。これに対し,リュッケトフト議長からは,日本の貢献に感謝している旨述べるとともに,安保理改革について今次国連総会での議論の成果を引き継いで,次期会期において更に議論を推進していきたい旨述べました。