G7
G7外相会合(結果概要)
令和7年9月22日

現地時間9月22日、午後7時50分(日本時間9月23日午前8時50分)から約120分間、国連総会に出席するためニューヨークを訪問中の岩屋毅外務大臣は、G7外相会合に参加したところ、概要は以下のとおりです(G7各国の外相及びEU上級代表が出席。)。
- 会合では、国際社会の喫緊の課題であるウクライナ情勢、中東情勢、ハイチ情勢及びインド太平洋情勢を含む地域情勢について議論が行われ、G7として引き続き緊密に意思疎通を行い、連携していくことで一致しました。
- ウクライナ情勢については、今後の和平への見通し及びG7としての対応について議論が行われ、岩屋大臣から、ウクライナ情勢に関するG7の緊密な連携を歓迎し、ロシアから具体的な対応を引き出すためにG7の結束が重要である旨述べました。また、我が国として、復興分野での取組を含め、ウクライナの公正かつ永続的な平和の実現に向け、引き続き役割を果たしていきたい旨述べました。
- 中東情勢については、イランの核問題及びイスラエル・パレスチナ問題について議論が行われました。
- イランについては、岩屋大臣から、我が国として、対話を通じた核問題の解決に向けて、イランによるIAEAとの完全な協力などの外交努力を強く求めていく旨述べました。
- イスラエル・パレスチナ問題については、岩屋大臣から、「二国家解決」を一貫して支持するとの我が国の立場及び中東地域の平和と安定を希求する思いと決意を改めて強調しました。その上で、「二国家解決」というゴールに一歩でも近づくような現実的かつ積極的な役割を果たしたいとの日本の立場に基づき、人道支援の取組を含めたガザ及び西岸の状況の実質的な改善に向け、米国を含むG7の結束が重要であり、協力して対応していきたい旨述べました。
- この他、ハイチ情勢に加えて中国や北朝鮮を始めとするインド太平洋情勢についても意見交換が行われました。岩屋大臣からは、北朝鮮の核・ミサイル問題の重要性を訴え、拉致問題の即時解決に向けたG7各国の理解と協力を改めて求め、各国から支持を得ました。