人権外交

令和元年12月6日

 3日午後4時50分から約20分間,鈴木馨祐外務副大臣は,トマス・オヘア・キンタナ国連北朝鮮人権状況特別報告者(Mr. Tomás Ojea Quintana, UN Special Rapporteur on the Situation of Human Rights in the DPRK)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,鈴木外務副大臣から,同報告者の訪日を歓迎し,同報告者が拉致問題の解決に取り組んでいることを評価する旨述べるとともに,安倍政権の最重要課題の一つである拉致問題の解決には国際社会の関与が必要であり,国連とも協力していきたい旨述べました。また,北朝鮮による弾道ミサイルの発射は関連する国連安保理決議に違反するものである旨発言しました。そして,今般の訪日では拉致被害者の御家族にもお会いする予定と承知しており,今般の訪日が充実したものとなることを祈念している旨述べました。

2 これに対し,キンタナ特別報告者より,今回の訪日受入れに謝意を表明するとともに,今般は北朝鮮人権状況特別報告者として3回目の訪日となる,長年にわたりこの特別報告者のポストが置かれているのは,国連の関心の表れ,また,特別報告者として被害者御家族とお会いすることは重要と考える,拉致問題の解決も含め,日本との協力に期待している旨述べました。

3 また,鈴木副大臣とキンタナ特別報告者は,地域情勢についても,意見交換を行いました。


人権外交へ戻る