マルタ共和国

平成30年11月24日
日・マルタ外相会談1
日・マルタ外相会談2

 11月24日,午前11時30分(現地時間:日本時間24日午後19時30分)から約20分間,第4回地中海対話出席のためイタリアを訪問中の河野太郎外務大臣は,カルメロ・アベーラ・マルタ外務貿易振興大臣(H.E. Mr. Carmelo Abela, Minister for Foreign Affairs and Trade Promotion of Malta)と日・マルタ外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭・二国間関係

(1)両外相は,日本とマルタは基本的価値を共有する重要なパートナーであり,共に海洋国家であるとの認識を共有し,海洋における法の支配や北朝鮮問題等の国際課題に関し,引き続き両国が緊密に連携していくことで一致しました。

(2)両外相は,人的交流をテコとして,両国関係を強化していくことで一致しました。その観点から,ワーキング・ホリデー制度の導入に向けた交渉を加速化していくことで一致しました。

(3)両外相は,本年7月に署名した日EU・EPAは,例えばマルタ産クロマグロの日本への輸入に係る関税削減・撤廃を含め,双方に多大な利益をもたらすものであり,両国間の経済関係強化のためにも,その早期発効に向け引き続き緊密に協力していくことで一致しました。

2 英国のEU離脱

 河野大臣から,改めて離脱プロセス(PDF)別ウィンドウで開くにおける透明性及び予見可能性の確保,移行期間の設置による法的安定性の確保が重要である旨述べたのに対し,アベーラ外相からは,これに理解が示された上で,最新の欧州情勢等について説明がありました。

3 地域情勢

 北朝鮮情勢に関し,両外相は,朝鮮半島の非核化に向け,安保理決議の完全な履行が必要との立場で一致しました。


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