マルタ共和国
日・マルタ首脳会談

(写真提供:内閣広報室)

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本1日,午後6時10分から約50分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ジョゼフ・ムスカット・マルタ共和国首相(H.E. Dr. Joseph MUSCAT, Prime Minister of the Republic of Malta)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理大臣から,ムスカット首相の初訪日を歓迎し,両国は,基本的価値を共有する重要なパートナーであり,共に海洋国家,海洋における法の支配や北朝鮮問題を始めとする幅広い分野で,緊密に連携したい旨述べました。ムスカット首相から,先月,日本を襲った自然災害の犠牲者及び被災者に対するお悔やみとお見舞いを申し上げる,また,北朝鮮の拉致被害者について,連帯の意を表すために,本日はブルーリボンバッジを着用している,日本とマルタは共に海洋国家であり,本日は,率直で真摯な協力関係について議論をしていきたい旨述べました。
2 両首脳は,二国間関係に関して,人的交流をテコとして,両国関係を強化していくことで一致しました。その観点から,初となるJETプログラムへのマルタの参加実現を歓迎し,ワーキング・ホリデー制度開始に向けた交渉を加速化していくことで一致しました。
3 両首脳は,今回ムスカット首相に同行している50名に上るビジネスミッションの訪日を契機に,経済面での更なる関係の発展を期待しました。
4 両首脳は,北朝鮮問題に関し,全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な,検証可能な,かつ不可逆的な廃棄(CVID)が必要であることを確認しました。また,国連安保理決議の完全な履行に向け,引き続き連携していくことで一致しました。また,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決への理解と協力を求め,ムスカット首相の支持を得ました。
5 両首脳は,その他,英国のEUからの離脱を含む欧州情勢等についても議論しました。
- 共同記者発表
(写真提供:内閣広報室)