英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)

平成29年7月8日
写真1:日英両首脳の握手 日英首脳会談 (写真提供:内閣広報室)
写真2:日英首脳会談の様子 日英首脳会談 (写真提供:内閣広報室)

 現地時間7月8日10時15分から約30分間,G20ハンブルク・サミットに出席するためドイツ・ハンブルクを訪問中の安倍総理は,メイ英国首相と日英首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭

(1)安倍総理から,先般のロンドンでの火災,ロンドン橋等での一連のテロ事件にお見舞いを申し上げる,テロを断固非難し,連帯を表明する旨述べました。

(2)これに対し,メイ首相から,4月のチェッカーズ以来の会談を嬉しく思う,お見舞いに感謝するとともに,テロ対策について引き続き協力していきたい旨述べました。

2 北朝鮮

(1)北朝鮮に関し,両首脳は,4日の弾道ミサイル発射も踏まえ,今は対話ではなく,北朝鮮への圧力強化が必要であること,中国の役割が重要である事を確認しました。また,新たな安保理決議の早期の採択に向けて,安保理においても引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

(2)拉致問題については,安倍総理から早期解決に向けた理解と協力を求めました。

3 日EU関係,英国のEU離脱

(1)両首脳は,日EU・EPA及びSPAの大枠合意を歓迎し,早期締結に向けた協力を確認しました。

(2)安倍総理から,英国のEU離脱交渉を注視している旨述べつつ,離脱による企業への影響を最小化するよう,配慮を要請しました。これに対し,メイ首相から,引き続き日英経済関係の強化のために日本とも協議していきたい旨述べました。

4 安保・防衛協力

 両首脳は,安保・防衛分野についても,日英間で今後とも協力を深めることで一致しました。


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