北大西洋条約機構(NATO)
ストルテンベルグ北大西洋条約機構事務総長による安倍総理大臣表敬
(写真提供:内閣広報室)
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本31日午前10時45分より約35分間,安倍晋三内閣総理大臣は,外務省賓客として訪日中のイェンス・ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長(H.E. Mr. Jens Stoltenberg, NATO Secretary General)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
また,表敬後,安倍総理大臣とストルテンベルグNATO事務総長は共同記者発表を行い,その後,共同プレス声明(骨子(PDF)/仮訳(PDF)/英文(PDF))を発出しました。
1 安倍総理大臣から,ストルテンベルグNATO事務総長の訪日を歓迎しつつ,深刻さを増す北朝鮮問題をはじめ,信頼できるパートナーとして日・NATO間で一層の協力を強化していきたい旨述べました。
2 これに対し,ストルテンベルグNATO事務総長から,衆議院選挙での勝利に祝意を示した上で,日本はNATO域外国の中でパートナー国として最も長い関係にあり,地域,国際社会の問題に日本と協力していきたい旨述べました。
3 北朝鮮情勢に関し,双方は,北朝鮮による核・ミサイル開発は国際社会全体に対する脅威であり,最大限の圧力をかけていくことの重要性で一致しました。また,拉致問題の早期解決に向け協力していくことで一致しました。
4 東シナ海及び南シナ海における状況に関し,双方は,懸念を表明し,現状を変更し緊張を高め得る威圧的及び一方的な行動への反対を確認しました。
5 安全保障分野における協力に関し,双方は,日・NATO国別パートナーシップ(IPCP)の改訂に向けた議論を開始し,日・NATO関係の更なる深化を図ることで一致しました。また,海洋安全保障等の分野において,日・NATO,さらには日米欧の連携を一層強化することでも一致しました。
6 双方は,その他の様々な地域,国際情勢についても意見交換を行いました。