報道発表

河野外務大臣とストルテンベルグ北大西洋条約機構事務総長との会談

平成29年10月30日
河野外務大臣とストルテンベルグ北大西洋条約機構事務総長との会談1
河野外務大臣とストルテンベルグ北大西洋条約機構事務総長との会談2

 本30日午後0時15分から約90分間,河野太郎外務大臣は,外務省賓客として訪日中のイェンス・ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長(H.E.Mr. Jens Stoltenberg, NATO Secretary General)と会談及び昼食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,河野大臣から,ストルテンベルグNATO事務総長の訪日を歓迎しつつ,深刻さを増す北朝鮮問題をはじめとする地域情勢における連携を強化し,日・NATO間で一層の協力を推進していきたい旨述べました。

2 これに対し,ストルテンベルグNATO事務総長から,日本はNATO域外国の中でパートナー国として最も長い関係にあり,共通の課題と脅威に対応していきたい,北朝鮮による核・ミサイルの問題,テロ,サイバーといったグローバルな課題への対応にあたってはパートナーとの協力が重要である旨述べました。

3 北朝鮮情勢に関し,双方は,北朝鮮による核・ミサイル開発は国際社会全体に対する脅威であり,圧力を最大化していくことの重要性で一致しました。

4 また,双方は,日・NATO国別パートナーシップ協力計画に基づき,これまで日・NATO協力が着実に進展していることを確認しつつ,特に,海洋安全保障分野での協力を進める観点から,NATO海上司令部(MARCOM)への連絡官配置に向けた準備が進んでいること,また,NATO日本政府代表部の来年度の開設に向けた検討が進んでいることを歓迎しました。

5 双方は,その他の様々な地域,国際情勢についても意見交換を行いました。


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