核軍縮・不拡散

平成29年11月1日

 10月16日から20日まで,ダブリン(アイルランド)にてミサイル技術管理レジーム(MTCR)総会が開催されました。総会後に発表されたパブリック・ステートメント(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文仮訳)のポイントは以下のとおりです。

  1. MTCR参加国は,北朝鮮のミサイル開発が引き起こしている重大な国際情勢を念頭に,2016年2月以降の北朝鮮による弾道ミサイル発射の急激な増加とミサイル技術の重大な進展を受け,北朝鮮の弾道ミサイル計画に寄与し得る移転の規制に際して最大限警戒するという確固たるコミットメントを改めて表明した。また,国連安保理決議第2371号をはじめとした北朝鮮関連決議を完全に履行するとのコミットメントを確認した。
  2. 地域的及び国際的な安全保障のため,MTCR参加国は全ての国に対し,MTCRガイドラインの遵守や,適切な国内法令と法執行メカニズムの確立を通じて,不拡散というMTCRの目標を支持するよう呼びかけた。
  3. 総会では,大量破壊兵器(核・化学・生物兵器)が運搬可能なミサイルの拡散に関連して,調達活動,無形技術移転,キャッチオール規制,貨物の仲介・通過・積替えを悪用した輸出規制回避の試みなど,様々な問題について議論が行われた。


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