アフリカ開発会議(TICAD)
英利外務大臣政務官のTICAD 9テーマ別イベント
「原子力科学技術を通じたアフリカの健康と食料安全保障の向上」への出席
令和7年8月22日


8月22日、英利アルフィヤ外務大臣政務官は、国際原子力機関(IAEA)のTICAD 9テーマ別イベント「原子力科学技術を通じたアフリカの健康と食料安全保障の向上」に出席し、挨拶を行いました。
本イベントは、IAEAが推進しているがん対策を目的とした「Rays of Hope」及び食料安全保障の強化を目的とした「Atoms4Food」という2つのイニシアティブに関して、アフリカにおける進捗状況や成果を発表し、原子力の平和的利用が持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献し、TICADの優先項目とも一致していることについての認知度向上を目的とするものです。
英利政務官は挨拶の中で、アフリカの潜在力を最大限に引き出し、持続可能な開発を実現する上での、原子力科学技術の重要性について述べた上で、IAEAの2つのイニシアティブへの日本の貢献について紹介しました。また、日本は、アフリカとIAEAの堅固なパートナーとして、知識と専門性を活かし、このような重要な取り組みを支援し続けていく旨述べました。
(参考1)Rays of Hope
2022年2月に発表されたIAEAのがん対策に関するイニシアティブ。がんの放射線治療や画像診断・核医学検査等に関する機材供与や研修を含む支援を提供することで、対象国のがん治療・診断にかかる能力向上を支援するもの。
(参考2)Atoms4Food
2023年10月に発表された食料安全保障に関するIAEA及び国連食糧農業機関(FAO)による共同イニシアティブ。農業や家畜の生産性の向上、資源の管理、食品ロスの削減、食品安全の確保、栄養改善、気候変動の課題への適応等において、対象国による原子力技術等の利用促進を支援するもの。