核軍縮・不拡散
福島県における地震を始めとした自然災害対応のためのIAEAワークショップの開催
平成29年7月28日
- 本年7月31日から8月4日にかけて,福島県内に指定された国際原子力機関(IAEA)の緊急時対応援助ネットワーク(RANET)の研修センター(CBC)において,地震を始めとする自然災害への準備及び対応能力の強化を目的としたIAEAワークショップを開催します。このワークショップには,IAEA加盟国の内,12カ国から約20名が参加予定です。
- 具体的には,アジア太平洋地域に対し,自然災害時に活用できる建造物の非破壊検査(NDT:Non Destructive Testing)技術及びその他の放射線技術に関するトレーニングコース等,今後CBCやその他の場所で実施する取り組みについて各国の専門家間で協議を行うものです。
- 今回のワークショップを通じ,国際的なキャパシティ・ビルディングに貢献し,我が国とIAEAの協力が一層強化されていくことが期待されます。
(参考)緊急時対応援助ネットワーク(RANET)
原子力事故又は放射線緊急事態発生時に,要請に応じて国際的な支援を行う枠組み。2000年9月のIAEA総会決議を受けて,原子力事故援助条約の運用上の手段としてIAEA事務局により設立された。2017年7月現在,RANET参加国は31か国。