核軍縮・不拡散

令和7年12月16日

 12月3日、第2回「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議ウェビナーが開催されました。

  1. ウェビナーでは、同会議委員であるローズ・ゴッテメラー元米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)、グスタヴォ・スラウビネン第10回NPT運用検討会議議長及び秋山信将一橋大学教授/日本国際問題研究所軍縮・科学技術センター所長が登壇し、本年3月に開催された第6回最終会合において発出された「核危機の瀬戸際からの脱却:核兵器のない世界に向けた緊急行動」と題する提言の概要が紹介されました。
  2. 続いて、マルセロ・カマラ伯外務省戦略・防衛・軍縮局長及びオラミド・サミュエル Open Nuclear Network ネットワーク&エンゲージメントスペシャリストから、同提言に対するフィードバックが寄せられました。
  3. 質疑応答においては、世界各国からの聴衆の参加を得て、昨今の国際情勢が核軍縮の進展に及ぼす影響、核兵器国と非核兵器国双方を巻き込んだ取組、2026年NPT運用検討会議に向けた諸課題等、白熱した議論が交わされました。

(参考2)

 「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議は、核兵器国と非核兵器国、さらには、核兵器禁止条約の参加国と非参加国からの参加者が、それぞれの国の立場を超えて知恵を出し合い、「核兵器のない世界」の実現に向けた具体的な道筋について、自由闊達な議論を行う場として、2022年に立ち上げられたもの。2022年12月の第1回会合以来、6回の会合を開催。


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