核軍縮・不拡散

令和6年11月8日

 11月6日及び7日、「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議第5回会合がオンラインにて開催されました。会合には、白石隆座長(熊本県立大学特別栄誉教授)を含む日本人委員3名の他、核兵器国、非核兵器国等からの外国人委員11名の計14名の委員が参加しました。

  1. 会合にあたり、石破茂内閣総理大臣は、分断・対立が進む国際情勢の中で、国際賢人会議の叡智に基づく提言に期待しており、共に国際社会の未来へ貢献していきたい旨の書面メッセージを寄せました。
  2. 会合では、2026年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議に向けた提言の作成を念頭に、核兵器を巡る規範・責任の重要性、NPTに基づく不拡散レジームの強化、AI等の新興技術による核リスクへの影響等を中心に議論が行われました。
  3. 今後の国際賢人会議の活動について、2026年NPT運用検討会議に向けて提言をまとめるべく、来春までに第6回会合を開催する方向で調整することになりました。
(参考1)別添

 石破茂内閣総理大臣メッセージ(和文(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く

(参考2)「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議
  1. 核兵器国と非核兵器国、さらには、核兵器禁止条約の参加国と非参加国からの参加者が、それぞれの国の立場を超えて、知恵を出し合い、「核兵器のない世界」の実現に向けた具体的な道筋について、自由闊達な議論を行う場として立ち上げられたもの。2022年12月の第一回会合以来、今回を含めて5回の会合を開催。
  2. 「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議委員(15名)

【参加委員】

白石 隆(座長)
熊本県立大学特別栄誉教授
ローズ・ゴッテメラー
元米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)
高見澤 將林
東京大学公共政策大学院客員教授
ジョージ・パーコビッチ
米カーネギー国際平和財団副会長
グスタヴォ・スラウビネン
第10回NPT運用検討会議議長
イアン・アンソニー
スウェーデン国防研究所(FOI)防衛分析部安全保障政策班分析官
ブルーノ・テルトレ
仏戦略研究所副所長
ディナ・カワール
駐米ヨルダン大使
マルティ・ナタレガワ
元インドネシア外務大臣
マンプリート・セティ
印空軍力研究センター(CAPS)フェロー
秋山 信将
一橋大学国際・公共政策大学院教授/日本国際問題研究所軍縮・科学技術センター所長
ターニャ・オグルビー・ホワイト
核軍縮・不拡散アジア太平洋リーダーシップ・ネットワーク(APLN)リサーチディレクター
アントン・フロプコフ
露エネルギー・安全保障研究センター(CENESS)センター長
趙通(ジャオ・トン)
米カーネギー国際平和財団シニアフェロー

【欠席委員】

アンゲラ・ケイン
元国連事務次長兼国連軍縮担当上級代表

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