パラオ共和国
日・パラオ首脳会談及び夕食会

迎える安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本8日,午後6時15分から約35分間,安倍晋三内閣総理大臣は,実務訪問賓客にて訪日中のトミー・E・レメンゲサウ・Jr.パラオ共和国大統領(H.E. Mr. Tommy E. Remengesau Jr., President of the Republic of Palau )と首脳会談を行い,続いて同大統領と夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 握手を交わす両首脳
(写真提供:内閣広報室) - 日・パラオ首脳会談
(写真提供:内閣広報室)
1 安倍総理大臣から,レメンゲサウ大統領の訪日を歓迎するとともに,本年は日パラオ外交関係樹立25周年という記念すべき年であり,歴史的な絆を有する特別な友人であるパラオとの関係を更に発展させていきたい旨述べました。これに対し,レメンゲサウ大統領から,今般の訪日にかかる温かい歓迎への謝意が表明されると共に,25年以前から続く両国の友情に喜びの意が表されました。
2 両首脳は,パラオの強靱かつ持続可能な発展のための協力について議論しました。安倍総理大臣から,日本は,引き続き,パラオとの対話を積み重ねながら,海洋保安分野や連結性分野を始め,「自由で開かれたインド太平洋」を実現するための協力を進めていく旨述べました。具体的には,海洋安全保障や漁業分野の支援として,モーターボートや航路標識等の供与に関する無償資金協力の署名式を行った他,防災・減災分野の新たな支援の実施についても表明しました。これに対し,レメンゲサウ大統領から,長年にわたる我が国の支援に謝意が表されました。
- 署名式に立ち会う両首脳
(写真提供:内閣広報室) - 署名式に立ち会う両首脳
(写真提供:内閣広報室)
3 両首脳は,日・パラオ間の強固な二国間関係の更なる発展について議論しました。安倍総理大臣から,官民合同ミッションの派遣やビジネスセミナーを通じて,貿易投資・観光の促進を後押ししていく考えを示したのに対し,レメンゲサウ大統領から,民間経済交流の促進に高い期待が表明されました。また,両首脳は,遺骨収集事業や日本漁船の安定的な操業,若い世代を含む人的交流などのために,引き続き協力していくことを確認しました。
4 両首脳は,北朝鮮情勢を始めとする地域情勢についても議論を行いました。また,安倍総理大臣から拉致問題の早期解決への理解と協力を求め,レメンゲサウ大統領の支持を得ました。
5 両首脳は,今回の訪日を契機に,お互いに手を携えて両国の関係を力強く発展させ,太平洋島嶼国地域の安定と繁栄に貢献していくことで一致しました。
6 引き続いての夕食会は,非常に和やかな雰囲気で行われ,幅広い話題について意見交換が行われました。
- 共同記者発表
(写真提供:内閣広報室) - 共同記者発表
(写真提供:内閣広報室)