パラオ共和国
日・パラオ首脳会談
平成27年5月22日

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本22日、午後4時55分から約20分間、安倍晋三内閣総理大臣は,第7回太平洋・島サミット(PALM7)出席のため福島県いわき市滞在中のトミー・E・レメンゲサウ・パラオ共和国大統領(H. E. Tommy E. REMENGESAU, Jr., President of the Republic of Palau)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 安倍総理大臣から、共同議長のレメンゲサウ大統領とともにPALM7を成功に導き、太平洋島しょ国との新たなパートナーシップを築きたい旨述べました。また、先月の天皇皇后両陛下のパラオ御訪問の際のパラオ国民による歓待に謝意を示し、同大統領の「両国には,戦後70年を越える長い友好の歴史がある」とのメッセージは日本国民に強い印象を与えた旨伝えるとともに、同大統領の日本人戦没者の遺骨収容への熱意にも深い感謝の意を示しました。
- これに対し、レメンゲサウ大統領から、明23日から始まるPALM7が被災地である福島県で開催されることは極めて有意義と考える旨述べつつ、サミットを共に成功に導きたいとの決意が示されました。また天皇皇后両陛下のパラオ御訪問は、パラオ及びパラオ国民にとって大変光栄なことであり、両国間の友好親善が更に深まる機会となったとの発言がありました。
- また、安倍総理大臣から、5月20日に署名式を実施したパラオの上水道改善に関する無償資金協力(約18億円)等を通じて、日本は引き続きパラオの国づくりを力強く支援していく旨述べました。これに対し、レメンゲザウ大統領から謝意が表明されました。
- さらに、レメンゲサウ大統領は、太平洋地域における平和への日本の貢献を高く評価しつつ、漁業分野での協力を拡大したい旨述べました。また安倍総理大臣から、世界津波の日の国連への提案について協力を求めたところ、レメンゲサウ大統領から支持が述べられました。さらに両首脳は、気候変動、国連安保理改革等の国際社会における課題及び協力について意見交換を行いました。