パプアニューギニア独立国
日・パプアニューギニア首脳会談及び夕食会
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
本14日,午後6時15分から約35分間,安倍晋三内閣総理大臣は,公式実務訪問賓客として来日中のピーター・オニール首相パプアニューギニア独立国首相(The Honourable Peter O’Neill, Prime Minister of the Independent State of Papua New Guinea)と首脳会談を行い,続いて午後7時13分から約1時間10分,同首相と夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 安倍総理大臣から,両国の外交関係樹立40周年を記念するオニール首相の訪日を歓迎し,自身の昨年7月のパプアニューギニア訪問や,3年間で4回のオニール首相の訪日を始め,活発な両首脳の相互訪問を通じて両国の関係が緊密度を増し,両国関係が新時代の包括的パートナーシップに発展していることを歓迎しました。
2 これに対し,オニール首相から,日本はパプアニューギニアの持続可能な開発や経済・社会発展を長年にわたり支援してきた重要なパートナーであり,両国関係は,これまでにないほど発展し,両国及び地域に多大な利益をもたらしているとして高い評価が示されました。
3 また,オニール首相からは,平和安全法制を含め日本の国際協調主義に基づく「積極的平和主義」への評価と支持が改めて示され,両首脳は戦後70年に当たり,地域と国際社会の平和と繁栄のために両国が行ってきた貢献について振り返り,引き続きこうした貢献を行っていくとともに国際場裡における協力を一層強化していくことで一致しました。
4 安倍総理大臣から,LNG事業への日本企業参画,メタノール事業の合弁契約の署名,両国間の投資協定合同委員会の第1回会合の開催など,両国の経済関係も着実に深化していることを歓迎する旨述べ,両首脳は,貿易・投資関係の一層の強化に向け共に取り組むことを確認しました。また,両首脳は,技術協力に関する協定の署名及び外交・公用旅券所持者に対する相互査証免除に関する口上書の交換を歓迎し,両国の交流が一層深まることへの期待を示しました。
5 オニール首相は,「世界津波の日」制定への支持や日本の常任理事国入りを含む安保理改革に対する支持を改めて表明し,戦没者遺骨収集帰還事業に継続して協力する旨述べました。両首脳は,気候変動・防災や漁業等幅広い分野での引き続き協力することを確認しました。
6 会談後,両首脳は,これらの幅広い分野での双方向で包括的なパートナーシップを一層強化する誓いを込め,共同メッセージ(仮訳(PDF)/英文(PDF))を発出しました。
7 会談後の夕食会では,非常に和やかな雰囲気で,スポーツや観光を含む幅広い話題について意見交換が行われました。