安倍総理大臣

平成26年7月11日
日・パプアニューギニア首脳会談 (写真提供:内閣広報室)
オギオ総督夫妻表敬 (写真提供:内閣広報室)
日・パプアニューギニア首脳会談前の歓迎 (写真提供:内閣広報室)
7月10日~12日、安倍晋三内閣総理大臣はパプアニューギニア(ポートモレスビー及びウエワク)を訪問したところ、概要は以下のとおりです(日本の総理大臣によるパプアニューギニア訪問は、1985年の中曽根総理以来29年ぶり。)。

1 主要日程

7月10日(木曜日)
オギオ総督夫妻への表敬
日・パプアニューギニア首脳会談
オニール首相主催晩餐会

7月11日(金曜日)
日パプアニューギニア投資協定合同委員会発足会合
(以下、ウエワク日程)
 ニューギニア戦没者の碑献花
 ソマレ東セピック州知事主催昼食会
 戦没者慰霊碑除幕
 川畑静氏との懇談

2 主要行事概要

(1)日・パプアニューギニア首脳会談

(2)日・パプアニューギニア投資協定合同委員会発足会合

  1. 現地時間11日午前8時45から約30分間,パプアニューギニアを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,現地時間11日(金曜日)午前8時45から約30分間,ピーター・オニール・パプアニューギニア独立国首相(Hon. Peter O'NEILL,Prime Minister of the Independent State of Papua New Guinea)とともに,投資の促進及び保護に関する日本国政府とパプアニューギニア独立国政府との間の協定(日・パプアニューギニア投資協定)第21条1に基づいて設置される合同委員会の発足会合に出席しました(パプアニューギニア側から,パト外務移民大臣等,日本側から,加藤勝信官房副長官,衛藤晟一総理大臣補佐官等が出席)。
  2. 同会合において,安倍総理は,「アベノミクス」による日本経済の再活性化を紹介し,その活力を太平洋地域に共有するため,パプアニューギニアと連携していきたいと述べました。また,安倍総理は,日・パプアニューギニア投資協定の発効を契機に,両国間の投資を促進し,両国の経済成長につなげていきたいと述べました。
  3. 同会合には,政府関係者に加え,両国の企業関係者が出席しました。日本からは,パプアニューギニアの資源開発等の事業に参画している企業13社の代表等が出席しました。

(3)東セピック州ウエワク市訪問

 現地時間11日,パプアニューギニアを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣夫妻は,現地時間11日(金曜日),東セピック州ウエワク市を訪問しました。概要は以下のとおりです。
 
1 ニューギニア戦没者の碑への献花・黙祷
 11日午前,安倍総理は,ニューギニア戦没者の碑に献花及び黙祷を行いました。
 
2 ソマレ州知事(前首相)主催昼食会への出席
 11日(金曜日)午後12時半から約1時間15分間,安倍総理夫妻は,マイケル・ソマレ東セピック州知事(前首相)(The Rt. Hon. Grand Chief Sir Michael Thomas SOMARE, Governor of East Sepik)夫妻主催の昼食会に出席しました。安倍総理は,挨拶の中で,ソマレ知事が首相を務めていた29年前のパプアニューギニア訪問に言及しつつ,長きにわたり首相としてパプアニューギニアを導き,両国間の友好関係構築のために尽力した同知事の功績に敬意を表しました。
 
3 慰霊碑の除幕
 11日(金曜日)午後,安倍総理夫妻は,市内のボーイズタウン(別名:ミッション・ヒル)を訪問しました。安倍総理は,パプアニューギニア政府が同地に設置した戦没者慰霊碑の除幕を行いました。
 
4 川畑静氏との懇談
 11日(金曜日)午後,安倍総理夫妻は,旧日本陸軍の兵站病院があったブランディ・セカンダリー・スクールを訪問し,川畑静(かわばた しずか)氏から,同地での日本人戦没者遺骨の収容状況等について説明を受けました。
 
(参考1)ニューギニア戦没者の碑
 竣工年月日:昭和56年9月16日
 地域:ニューギニア島(西イリアンを除く)(戦没者概数:12万7,600名)
 碑文:「さきの大戦においてニューギニア地域及びその周辺海域で戦没した人々をしのび平和への思いをこめてこの碑を建立する」
 
(参考2)川畑静氏(パラダイス・ニュー・ウエワク・ホテル・オーナー)1926年生まれ 88歳
  遺骨収容や慰霊巡拝のためにウエワクを中心とするセピック地方を訪れる日本人の世話を長年にわたり続ける。
  発見された遺骨の焼骨式を敷地内で実施する等の協力を行うとともに,ニューギニア戦没者の碑の維持管理に携わる。
 

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