オーストラリア連邦
日豪首脳会談

(写真提供:内閣広報室)

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本27日,午後5時50分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,G20大阪サミットに出席するため訪日中のスコット・モリソン・オーストラリア連邦首相(Hon Scott Morrison MP, Prime Minister of the Commonwealth of Australia)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 安倍総理大臣から,「豪州総選挙での歴史的な勝利に改めて祝意を伝えたい」と述べ,首相としては初訪日となるモリソン首相に歓迎の意を伝えました。また,安倍総理大臣から,「自由で開かれたインド太平洋の実現に向け,協力していきたい」旨述べ,これに対して,モリソン首相から,首相として初めて訪日でき嬉しく思う,昨年の安倍総理のダーウィン訪問は意義深い重要な訪問だった,日本が主催するG20の成功に向けしっかり協力したい旨述べました。
2 両首脳は,G20大阪サミットについて意見交換し,安倍総理大臣から,「データ流通,電子商取引の国際ルール作りを進める『大阪トラック』立上げを共に宣言しよう」と述べ,モリソン首相から賛同の意が得られました。安倍総理大臣から,「テロ目的のインターネットの利用は許されない」と述べ,両首脳は,テロとインターネットの問題に今後も連携して取り組んでいくことで一致しました。
3 両首脳は,自由で開かれたインド太平洋の実現に関し,東南アジアや太平洋島嶼国における海上保安能力構築支援やインフラ支援分野で,一層連携していくことで一致しました。
4 両首脳は,さらに,日豪円滑化協定(仮称)の交渉を含む安全保障分野の協力推進,水素等の経済分野の協力等の二国間関係や,北朝鮮情勢等の地域情勢につき意見交換を行い,引き続き緊密に連携していくことで一致しました。