モンゴル国
日・モンゴル首脳会談

(写真提供:内閣広報室)

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本14日,午後3時15分から約50分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のジャルガルトルガ・エルデネバト・モンゴル国首相(H.E. Mr.Jargaltulga Erdenebat, Prime Minister of Mongolia)と日・モンゴル首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

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1 二国間関係
(1)安倍総理大臣より,エルデネバト首相が,本年7月の首相就任後,初の二国間の訪問先として日本を訪問したことを歓迎しました。
(2)両首脳は,日本とモンゴルが基本的価値を共有する地域のパートナーであることを改めて確認するとともに,本年6月に発効した日・モンゴル経済連携協定(EPA)を着実に実施して両国の経済貿易関係を深めていくことで一致しました。また,農業,環境,再生可能エネルギーなど,幅広い分野での協力を進めていくことを確認しました。
(3)また,両首脳は,本年7月の首脳会談において,現行の中期行動計画に代わる新たな行動計画を策定することで一致したことを踏まえ,その策定作業を加速化させ,日本とモンゴルの「戦略的パートナーシップ」関係をより互恵的なものに発展させていくことで一致しました。
2 国際場裡での協力
(1)北朝鮮情勢
安倍総理大臣より,北朝鮮の核・ミサイルは新たな段階の脅威であり,従来とは異なる断固たる対応が必要である,国際社会がこれ以上のいかなる挑発行動も容認しないという強いメッセージを送ることが必要であり,新たな制裁措置を含む安保理決議の採択に向けて連携していきたい旨述べました。また,拉致問題の早期解決に向けて,モンゴルの協力を改めて確認しました。両首脳は,北朝鮮に対する対応につき,今後とも協力していくことで一致しました。
(2)国連における協力
両首脳は,国連安保理改革について,引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- 共同記者発表に臨む両首脳
(写真提供:内閣広報室) - 共同記者発表
(写真提供:内閣広報室) - 共同記者発表
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(参考)日本とモンゴルとの間の新たな行動計画について
(1)2013年9月の首脳会談において両国間で「戦略的パートナーシップのための日本・モンゴル中期行動計画」(PDF)に合意。これは,2010年に両国で一致した「戦略的パートナーシップ」を更に強化すべく,互恵的かつ相互補完的な関係を強化・発展させるもの。
(2)2016年7月の安倍総理大臣のモンゴル訪問の際のエルデネバト首相との会談において,現行の中期行動計画に代わる新たな行動計画を策定することにつき合意。